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DV被害者はこう考えます!加害者に変わってほしい理由をDV加害者相談専門カウンセラーが徹底解説します!

DV被害者はこう考えます!加害者に変わってほしい理由をDV加害者相談専門カウンセラーが徹底解説します!

意外と多い⁉︎ DV被害者は加害者に変わってほしい(DVを治してほしい)と考えています

みなさま、こんにちは。こんばんは。

DV相談を専門に行なっている臨床心理士の佐々木浩介と申します。
普段から、DVに関する情報(特にDV加害者に関する情報)をブログやYouTubeで発信しております。

もちろん、今回もDVに関する情報をお伝えしていこうと思います。

さて、今回の記事は・・・

「 DV被害者視点から考える、加害者に変わってほしい理由を徹底解説! 」

というテーマです。

DV被害者の視点から、加害者の変化がなぜ必要かについて考えることは、
DVの問題を解決するうえで、大変重要です。

加害者の変化は・・・

「 被害者の心と身体の回復 」
「 再発しないために 」

そして・・・

社会全体の「安全」と「安心」につながります。

そこで今回は・・・

DV被害者の視点からみた

「 DV加害者の変化の必要性 」

について、ポイント押さえながら、解説します。

それでは、スタート!


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1. 被害者にとって「心からの安心感」を得るため

DV被害者の多くは、加害者の行動や言葉に対して恐怖を抱えています。

「 また暴力がいつ起きてしまうのかな 」
「 言動には気をつけて毎日過ごさなきゃ 」
「 最近の彼、イライラしているな。嫌だな・・・ 」

加害者が変わらなければ・・・

「 いつまた暴力が再発するのか 」

そういった不安が、パートナーに常に付きまといます。

加害者が本当に変化し、暴力を繰り返さないと確信できることで、

被害者は初めて

「 心の平穏 」や「 安心感 」を取り戻すことができます。

そういった「心の平穏」や「安心感」の例としては、

加害者本人が・・・

加害者プログラムやカウンセリングを受け、
暴力のメカニズムや怒りのコントロール方法を学び、
どうにか変わろうとする姿を見せること。

これらの行動が、被害者にとっての「 再出発 」の一歩となる可能性があります。


2. DVの再発防止の鍵になるため

DV加害者が変化しない限り・・・

残念ながら、DVは再発する可能性が高いです。
DVは自然と治ることはありません。。。

特に家庭内でのDVでは・・・

加害者と被害者が関わり続けるため、

「 加害者が変化すること 」

が必須です。

また、加害者が「 変化 」することは、被害者だけでなく子どもや家族全体を守るために重要な手段となります。

ある研究では・・・

DV加害者の再発率が非常に高いことが示されていますが、

「 加害者プログラムやカウンセリングを受けた場合、再発率を大幅に下げられる可能性がある 」

と報告されています。

被害者は、DVが再発しないために・・・

「 加害者プログラムやカウンセリングに通って欲しい 」

と思っています。

3. 子どもへの悪影響を防ぐため

DVが日常的に行われる家庭では、
子どもが暴力の目撃者になることも少なくありません。

DVは子どもにとって、嫌なことでもあり、大変怖いものです。

そういったことが日常的にあると・・・

家が安心・安全な場所ではなくなってしまいます。
常に緊張し、加害者の顔色を窺うようになります。。。

また、暴力を目撃すること自体が心理的なトラウマになり、
長期的に子どもの発達や行動に悪影響を及ぼします。。。

加害者が変化することで、子どもが安全な環境で成長できるようになります。

また、

「 暴力は許されない 」

という模範を示すことにもつながります。

被害者のためだけでなく・・・

次世代を守るためにも加害者の変化は欠かせないものといえます。


4. 加害者への憎しみを減らし、被害者がこころの回復をするために

被害者の中には、

加害者に対して憎しみや怒りを抱き続ける人も多いです。

そのぐらいDVは被害者の心をぐちゃぐちゃにしてしまいます。。。

その感情が長引くことで、被害者自身の精神的な回復の遅れが生じてしまうことも少なくありません。。。

加害者が真剣に自分と向き合い、
被害者に謝罪や償いを行うことで、

被害者が「 過去の出来事 」を克服しやすくなる可能性があります。

ただし、注意点があります。

① 加害者が被害者に接触しようとする際には、専門家のアドバイスのもとで会いましょう。

② 安易な接触は、かえって被害者に新たな傷を与えることがあるため、接触は慎重に行いましょう。

この2点に気をつけることが大切です。



5. 社会全体への悪影響を減らすため

被害者にとって、加害者が変化することは、個人的な問題である一方、
社会全体で見た場合にも大きなメリットがあります。

加害者が変わることで・・・

「 DVの連鎖を断ち切り 」
「 新たな被害者を生み出さない社会作りに寄与します 」

被害者の声を反映し、加害者の変化のお手伝いすることは、
DV問題そのものの根本的な解決につながります。

被害者の証言をもとに作られた、加害者教育プログラムは、

「 現実的かつ効果的な方法 」

といえます。




今回のまとめ

いかがだったでしょうか?

今回は・・・

「 DV被害者視点から考える、加害者に変わってほしい理由 」

についての記事でした。

DV加害者の変化は、被害者が心から安全で安心できる環境を取り戻すための第一歩です。

それは同時に、暴力の連鎖を断ち切り、社会全体の調和を保つ重要な鍵でもあります。

今回の記事を見て・・・

「 心から変わりたい 」
「 DVをやめたい 」

そう思われた方は・・・

ぜひわたくし、「 DV専門カウンセラー 佐々木浩介 」にご相談くださいませ。

相談方法については、このページの CONTACT をクリック。
応募フォームからカウンセリングをお申し込みください。

カウンセリングはオンラインでも行なっています。
また、電話でのカウンセリングも受け付けております。

全国どこからでもOKです。ぜひ、お声かけください。

また・・・

私の運営しているYouTubeチャンネルでも、DVについての情報を発信しています。
こちらのチャンネルもぜひ覗いてみてください。

これからもDVに関する記事を定期的にアップしていきます。
またこちらのページにお立ち寄りくださいませ。

それでは、また他の記事でお会いしましょう。

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