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【DV予防のカギ】夫婦間のコミュニケーションを改善することの重要性とは?

【DV予防のカギ】夫婦間のコミュニケーションを改善することの重要性とは?

夫婦の会話がないのに「妻は分かってくれている」は危険!

いきなりですが・・・

みなさんは、夫婦の会話を大切にしていますか?

「結婚する前は、よくデートに行き、夜通し語り合った」
「子どもが産まれる前までは、夫婦二人だったから、たくさん話をしていた」

私のところに相談に来られる方は、こういった話をよくします。

「結婚したら、家計を支えるため、たくさん仕事をし、帰宅が夜遅くになり、夫婦の会話が激減した」
「子どもが産まれたら、子どもの世話に時間が取られ、夫婦の時間が取れなくなってしまい、妻と会話せずに寝てしまう」 など

どちらもよくありがちなことで、気持ちも分からなくもないです。

その中で、夫婦の会話がないのに

「妻は自分を支えてくれている」
「妻のことを自分は支えている」

と、大きな勘違いしていませんか?

この大きな勘違いが、DV加害者への第一歩になってしまうかもしれません。

DV(ドメスティックバイオレンス)とは、家庭内やパートナーとの関係で発生する身体的、性的、精神的な暴力行為や虐待のことを指します。

実は・・・

このDVの原因の一つとして、コミュニケーション不足が挙げられます。

コミュニケーション不足は・・・

「 パートナーとの意思疎通や感情の共有が不十分な状態 」を指します。

このような状況では・・・

互いの意見や感情を十分に理解し合うことができず、不満や不適切な行動が増えることが考えられます。。。

今回の記事では、DVにおけるコミュニケーションの重要性について、話をしていきます。

ぜひ、最後までご覧ください。


DVをしてしまう人の3つの特徴!これを知れば、DV男が見極められます! 👈 過去の記事はこちらをクリック!

勘違いがDVに発展してしまう仕組みとは?

大きな勘違いをしてしまうことがなぜ、DVにつながるのか・・・・

「そんな勘違いで、DVに発展するはずがない」
「相手に気遣いをすることは、そんなに悪いことではない」

確かに、言っていることは間違いではありません。

でも現実、DV加害者になってしまう人の多くはパートナーに気を遣っています。

では、なぜDVに発展してしまうのか・・・

実は・・・

相手のことを気遣って、口を閉ざし、会話を減らしてしまうことが、
相手の気持ちを理解することから大きく遠ざかり・・・
ゆくゆくは暴力に発展してしまう可能性を秘めているからです。

「妻の性格は自分が一番知っているから、こう思っているはずだ」
「妻だったら、こんなことを考えているはず」

妻の感じていることや思っていることから、かけ離れてしまっていることに気付かずに、勝手に相手はこうだと決めつけてしまいます。

その自分が思う妻の考えから、実際の妻の考えが違うと気づいた時に、暴力が起こってしまう可能性があります。

「お前はそんな人間ではなかったはずだ。頭がおかしくなったのか」
「お前はこんな簡単なことも分からないのか。人としておかしいぞ」など

これらの発言は・・・明らかな精神的DVです。



DVにならないための2つの大切なこと

こういった精神的DVをしないために、大切なことは・・・

まず1つ目。

「夫婦のコミュニケーションの時間をあえて作り、その時間を大切にしましょう」

まずはよく会話をするところから始めましょう。

会話をすることで・・・夫婦の時間が増えます。
子育てを一緒にしながら、話をすることもいいでしょう。

会話は、相手との心の距離を近づける効果があります。
会話をすることで、あなたの存在がより身近に感じれるようになり、支えてもらっていると思うようになるでしょう。

2つ目は・・・。

「もし自分と意見が異なっていても、その自分との考え方の違いを受け入れるところから始めましょう」

夫婦だからといって、意見が一致するとは限りません。
実際、ほとんどの夫婦が考え方や価値観が違います。その違いを受け入れ、理解することがとても大切です。


円満な夫婦は、よく会話をしています。相手の思いを理解するために、いろいろと語り合っています。
時にはケンカをすることもあるでしょう。

しかし、このケンカは相手のことを理解するためのケンカです。とても意味のあるケンカです。

「ケンカするほど仲がいい」

とはよく言ったものです。

DV加害者にならないために大切な2つのことは・・・・

① 「夫婦のコミュニケーションの時間をあえて作り、その時間を大切にしましょう」
② 「もし自分と意見が異なっていても、その自分との考え方の違いを受け入れるところから始めましょう」

これら2つのことが、DV加害者にならないための大きなポイントの1つです。


コミュニケーション不足がDVに繋がってしまう可能性のある要素をいくつか紹介

① 溜まりに溜まった不満やストレス
コミュニケーション不足により、お互いの感情や意見が抑えられ、うまく解決されないと、蓄積された不満やストレスが生じます。この不満やストレスが、暴力的な行動や攻撃的な言動へと変わることがあります。

② コミュニケーション代わりとしての暴力
コミュニケーション不足を補うために、暴力を利用する場合があります。暴力を通じて感情や意見を伝えようとすることで、パートナーに対する支配や制御を試みることがあります。

③ お互いの希望やこころの距離感がわからなくなる
コミュニケーション不足が続くと、お互いの希望やこころの距離感がわからなくなります。パートナーの要求や限界を把握せずに行動したり、パートナーの意見や感情を無視したりすることが起こります。次第に、ケンカやこころのズレが生じ、DVの一因となる可能性があります。

これらのことが、DVが発生してしまう可能性を秘めています。


DV加害者にならないために・・・

コミュニケーション不足から、DVに発展することを防ぐためには、以下の点に気を付けることが重要です。

①高いコミュニケーションスキルの習得
自己表現力や会話のスキルを向上させ、感情や意見を適切に伝える方法を学びましょう。

②オープンで包容的な雰囲気を作り出す
パートナーの意見や感情を尊重し、受け入れるという姿勢を持つことが重要です。相手が自由に話すことができる安全な空間を提供しましょう。

③傾聴スキルの向上
パートナーの話に対して注意深く耳を傾け、理解しようとする姿勢を持つことが大切です。相手の意図や感情を正しく捉えるために、話をよく聞くという姿勢を心がけましょう。

④健全なコミュニケーションパターンの確立
パートナーとの対話や意思疎通の中で、2人にとって建設的な解決策や妥協点を見つける方法を学びましょう。相手を攻撃するのではなく、問題解決や2人の希望の達成に焦点を当てましょう。

⑤プロフェッショナルなサポートの活用
コミュニケーション上の問題やDVをうまく自分で改善できない場合は、専門家の力を借りることを検討しましょう。カウンセリングを通じて、健全な関係の構築とコミュニケーションスキルの向上をサポートしてもらえます。

DVの解決には・・・

コミュニケーションの改善だけではなく、パートナーの安全確保や加害者の暴力に対しての学びも大変重要です。

なかなか自分で解決できないと感じた時は・・・

専門家や関連の機関に相談することが重要です


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今回のまとめ

みなさん、いかがでしたか?

本日の記事は・・・

「 【DV予防のカギ】夫婦間のコミュニケーションを改善することの重要性とは? 」

について、お話をしました。

パートナーとのコミュニケーションの重要性について、理解していただけたのではないでしょうか?

しかし・・・

どんな風にコミュニケーションを取ればいいのか分からない。。。。

そういった方向けに、個人カウンセリングを用意しております。

ぜひ「 DV 加害者専門カウンセラー 佐々木浩介 」

に相談してみませんか?

相談していただければ・・・

変化のサポート協力させていただきます。

お問い合わせ方法については、このページの CONTACT をクリック。
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カウンセリングはオンラインでも行なっています。
また、電話でのカウンセリングも受け付けております。

全国どこからでもOKです。ぜひ、お声かけください。

また・・・

私の運営しているYouTubeチャンネルでも、DVについての情報を発信しています。
こちらのチャンネルもぜひ覗いてみてください。

これからもDVに関する記事を定期的にアップしていきます。
またこちらのページにお立ち寄りくださいませ。

それでは、また他のブログでお会いしましょう。


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